おはようございます。今日も気持ちの良い三次の朝からスタートです。
フランスワインの旅04、今回は、フランスはボルドーから、南に向かい、シュッドウエストという、ワインの産地に移動です。
ボルドーからだと約一時間位の場所にある大変のどかな場所にあります。
地図で言うと、
シュド・ウエスト地方へようこそ!
8つの県を擁するこの地方のブドウ畑は西はボルドー、東はミロー、南はバスク地方に挟まれた広大な地域に存在し、 フランスでも最大規模を誇ります。かつてはボルドーとの境界はなく、ボルドー近くで造られていたワインはその後のボルドーワインの名声を高めるために一役買ったという歴史があるにもかかわらず、 意外にこの地方のワインは知られていません。 ジュランソン、マディラン、カオール、パシュランク・デュ・ヴィック・ビル、ベルジュラック、ガイヤックといったワインたちは中世から既に王族の食卓で愛され、高級ワインに負けるとも劣らないクオリティを持っています。 31のAOCワインがありそのうち8つは非常に高い評価を得ています。そのほかにも数多くのクオリティーの高いテーブルワインを世に送り出しています。
オーナーは、エリアンダロス
右エリアンは、5年間アルザスというワイン作りを修業し、自分のワイン造りを、シュッドウェストに帰りスタート。恵まれた環境で、こちらも我々も当たり前になってきた自然栽培をしています。左は、サンドーリーヌさん、彼女はもともとは、エネコレクションと言う、ワインのインポーターで、三次フードセンターもお世話になっているところで働いていたのですが、エリアンが来日した際、大阪でお付き合いが始まり、今では、一緒に、シュッドウェストでワイン作りをはぐくんでします。とても仲のいい2人は、本当にワイン作りを楽しんでします。
訪問した日は、まさに収穫真っ只中・・・一年で一番忙しい日に・・
そして我々も、その日の、ぶどう(ソーヴィニオン・ブラン)の収穫のお手伝い!
ぶどうを選別する細やかな作業は女性、運ぶ作業などは男性と役割分担し、ここでも紳士の作法を教わりながら、ぶどうはすべて手摘み、そしてぶどうがつぶれないように、やさしくかごに、このかご入れにもこだわりがあり、かごいっぱいだと12キロ入る箱らしいのですが、わざとかごに入れる量を減らし、ぶどうを傷ませない、つぶさないようにしています。これはとても効率が悪いのですが、ぶどうのためには最高の心がけなんですよ。
そして蔵に運ばれます。
蔵に運ばれた後は、すぐさま除梗し、ジュースゆっくりジュースを絞ります。ワイン造りでは、一般的に、製造段階で、亜硫酸(SO2)を添加しますが、ぶどうが元気で、ぶどうもジュースも丁寧に扱うので、自然派のほとんどが、製造段階では使用しません。
ここでは、ワインの販売の指導をしていただいているBMOの山田先生もお手伝いです。ポンプを使わずここでも「やさしく手作業」なので、とても重労働だったみたいです。
この中で、ゆっくり風船が膨らみ、ゆっくりジュースを出します。
この際、エリアンからワイン造りの確信の一言を頂きました、
「ワイン造りの90%はぶどうで決まる、残りの10%は醸造、ぶどうをどう生かすかだけだ」この言葉にやっとわかりました。ぶどうの熟成から、収穫、醸造まで、すべてが「やさしい」わけを、エリアンの言葉はまさにそれを現していることに感動でした。
実は、先日、2013年から三次ワイナリーの醸造長になられた方が同じ事を言われてたんです。
実際、今までの三次ワインは??という疑問があったのですが、最近、変わったと感じていました。
まさに、ワイン造りを真剣にしている、三次ワイナリーの醸造長の力と知りました。
お手伝いはここで終了し、次は、試飲!! 続きは、フランスワインの旅 05につづく・・・